ドラマティックに輝いて
2013年5月29日

重い星の命がつきるとき、ロウソクが消えていくように静かに燃え尽きることはありません。かわりに、ばっと明るくなります。むしろ、宇宙の中で他のほとんどすべての天体よりも明るく爆発します!この爆発は超新星爆発といわれ、これがおきると、星はひきさかれます。そして、星の材料を宇宙に放りだします。でも、そのあとに何かを残しています。「中性子星」といって、重たい星が一度爆発したあと,その中心に残っている核のことです。

この画像はデンタルフロスにからまっているアメのように見えるかもしれませんが、実は「マグネター」と呼ばれているたいへん不思議な中性子星についてのイメージです。

マグネターは、宇宙で知られている最も極端な天体のひとつです。強力な高エネルギーの炎の爆発で、不定期に噴き出すある種の非常に小さくて極小中性子星です。この星ぼしは非常に強い磁石の星なので、こんな名前がつけられました。たぶん、学校で磁石であそんだとき、磁石が鉄のような材料を引きつけるということは知っていますよね。

マグネターは、ごぞんじの磁石のかたまりです。まさに、全宇宙で最も強いのです!でも、「SGR 0418」という名前のマグネターだけは例外です。この星は、普通の型にはまらず、他のどのマグネターよりもずっと弱い磁石の星なのです。

このことが本当に訳がわからないのは、「劇的な高エネルギーのフレアを発生させるためのエネルギーはどこから来るのか?」という疑問が生まれるからです。これまで、天文学者は強い磁石がフレアを起こすと考えていました。しかし、この理論は、SGR 0418にはなんの役にも立ちません!この星は、変なものの中でも一番変なもののようです!

知っ得ダネ

地球も巨大な磁石だってこと、知ってます?マグネター程強くはないけれど、太陽からやってくる有害な放射線から私たちを守ってくれるにも十分だし、きれいなオーロラも見せてくれます。

この記事はチャンドラX線観測衛星の発表によります。

This Space Scoop is based on a Press Release from Chandra X-ray Observatory .
Chandra X-ray Observatory

Takashiba Kenichiro / NHAO

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