天の川銀河の北側半分には、実際には2億1900万個以上の星があります。しかしこの新しい地図には肉眼で見える星の100万分の1以下の弱い光の星は含まれていません。
This website was produced by funding from the European Community's Horizon 2020 Programme under grant agreement n° 821832
100年ちょっと前までは、どこに住んでいても、夜外に出て空を見上げれば、何千ものかがやく星を見ることができましたよね。
でも今日では、明るい街の灯りがほとんどの星を消してしまい、ほんの少しの明るい星が見えるだけです。そして今や世界の半分の人たちが都市に住んでいて、4人のうちの3人は、本当に暗い空の神秘を経験したことがありません。
きれいに晴れた夜、もしもあなたがひとけのない暗い公園に行ってみれば、夜空に光って広がるすばらしい天の川を見ることができるでしょう。それは私たちの天の川銀河の円盤を、その中から見た姿なのです。
それというのも、私たちの太陽系が天の川銀河の外側近くに位置しているものですから、私たちがその中心の方を見れば、銀河のほとんどの星が(それにたくさんの宇宙のガスやチリも)見えるのです。
でも肉眼で見るだけでは、天の川銀河の最も星のつまったところにある星々を一つひとつ区別するのは難しいです。しかし望遠鏡でならできます。
天文学者たちは、大型望遠鏡(直径2.5メートル)を使って、私たちの銀河の北側半分の、きわめてくわしい地図をつくりあげました。この地図には2億1900万個もの星一つひとつの位置が記録されています!
天の川銀河の北側半分には、実際には2億1900万個以上の星があります。しかしこの新しい地図には肉眼で見える星の100万分の1以下の弱い光の星は含まれていません。
SHINICHI MIYAZAKI / Kishibe Daini E.S.