ラブジョイ彗星が太陽の周りをもう一度まわってきたとしても、それは314年後の夜空になります。
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科学者たちは、太陽系内の天体を研究するためにたくさんの宇宙船を打ち上げました。しかし、これまでのところ、太陽系のはしまで1機しか行っておらず、ボイジャー1号といいます。ボイジャー1号は30年以上もの時間をかけて、この素晴らしい遠せい飛行にちょう戦しました。一方、太陽系の外側から地球にやってきた天体を見た時、天文学者たちは何と興奮(こうふん)したことでしょう。
この写真は、昨年12月の夜空に見えるラブジョイ彗星を写したものです。彗星は氷とチリ、岩石で作られているので、時にはよごれた雪だるまと呼ばれたりもします。もともと太陽系の外側の場所から来ましたが、惑星と同じように太陽の周りをまわります。つまり、時には地球に近づき、夜空で彗星を見ることができます。
彗星が太陽に近づくにつれ、氷の一部が蒸発しはじめ、彗星の美しい「尾(お)」ができます。天文学者たちは、ラブジョイ彗星が太陽に接近中に、太陽の熱がラブジョイ彗星をこわすだろうと考えていました。しかし、だれもがおどろいたことに、彗星は生き残りました。
天文学者のガブリエル・ブラマーさんは彗星を素晴らしいビデオにさつえいしました。ガブリエルさんは彗星が夜明け直前に現れたとき、南米のチリの砂ばくの天文台で夜勤を終えたところでした。きつい夜の仕事がすんだ後のなんと素晴らしい光景でしょう。
国際宇宙ステーションの宇宙飛行士もラブジョイ彗星をさつえいしました。ここサイトから彗星の姿を見ることができます。
ラブジョイ彗星が太陽の周りをもう一度まわってきたとしても、それは314年後の夜空になります。