大特価:2つの銀河をひとつ分のねだんでさしあげます!
2013年11月22日

宇宙は、ミステリーと驚きの連続で決して退屈しないことまちがいなしです。先週、天文学者にとっての驚きは、これまで観察されていたひとつの銀河が2つの別々の銀河だということがわかりました!この画像で見られるひと組の銀河は、ほとんど完全に一直線に並んでいて、長い間天文学者をだましていました。

ピンク色の近いほうの銀河は、UGC 10288といいます。らせん銀河で、地球上のわたしたちから見て、真横に見ているので、非常に細く見える理由です。青い色の遠いほうの銀河は、ほぼ70億光年離れています。2つの巨大なジェットは、この銀河のてっぺんと底から遠くへ吹き出していて、その一つはこの写真の中でも見られます。

新しい観測は、天文学者にとって非常に幸運なことがわかりました。天文学者はうしろのカーテンを開け、にせ物のすがたを明かして、近いほうの銀河について科学者が新しいことを学ぶチャンスを得ました。望遠鏡で見える背景の銀河からの光を利用して、私たちはより正確に近い方の銀河の特徴を測定することができます。

UGC 10288の改善された画像で分かったことがひとつあります。最初に私たちが考えていたほど星は速くにいないということです。これは、また、銀河の以前の観測の多くが背景銀河からの光も含んでいたからです。

知っ得ダネ

この画像で、銀河から吹きだしているジェットは巨大です。私たちの銀河をちょうど10個並べた大きさになります。

この記事はASTRONからの発表に基づきます。

This Space Scoop is based on a Press Release from ASTRON .
ASTRON

Kenichiro Takashiba / Friend of Nishi-Harima Astronomical Observatory

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