ケレスが最初に発見されたときは、惑星として分類されました。しかし、冥王星と同じで、結局は準惑星へ格下げられました。私たちの太陽系の惑星の数は、長年にわたってしょっちゅう変わりました。こちらのおもしろいウェブサイトは、いつごろ、どんな惑星があったのかを教えてくれます。
この記事は、ESOから報道発表によります。
白雪姫と7人のこびと、のお話ではありません。
皆さんは、白雪姫と七人のこびとの話を聞いたことがありますよね?そう、私たちの太陽系にも、こびとたちがいるのです。5つの準惑星(じゅんわくせい)という天体です。その名前は、ケレス、エリス、マケマケ、ハウメアと冥王星といいます。
これらの準惑星のうちの4つが、太陽系でも海王星の外側の冷たい場所にいます。
5番目の準惑星は、火星と木星の間にある小惑星帯(しょうわくせいたい)という場所にいます。小惑星でいっぱいなのでそう呼びます。そして、この準惑星はケレス(またはセレス)と呼ばれていて、写真のような姿をしています。
あなたは、雪のように見えるケレスの表面にある、雪のように見える白いところが何なのかわかりますか?これらの明るい点々は、最近まで、科学者を困らせていました。
2007年に、NASAはこのなぞを解き明かそうと、ドーン(「夜明け」という意味)という名の探査機を送り込みました。ドーンは昨年ケレスに到着して、雪のように白い点々を調べています。しかし、今のところ、これらの点が何なのかは誰にもわかっていません。
皆さんはどう思いますか:これらの明るい点々は、氷か、岩か塩なのか? はたまた、火山か間欠泉(かんけつせん)なのか? ぜひ、こちらのケレスのページを訪ねてあなたの1票をいれてくださいね。
でも、その前に、あなたは最新の手掛かりを知りたくありませんか。じつは、この点々は変化しているのです。
毎日、変な白い物質が砂漠の水たまりのように、太陽の光で蒸発し、宇宙に消えているのです。それから、ここが一番ワクワクするところですが、それは、どういうわけか、再び見えてきます。この物質を押し出してくる何かワクワクすることが、ケレスの表面下におきていなければならないはずですね。
ケレスは、その岩だらけの近くの天体より、すでに地球ではありふれたものをもっと持っていそうです。科学者は、準惑星が地球より多くの水を含むかもしれないと思っています。地球の水とようすは違っているけれども、水がケレスの表面下深くに氷の形で隠されているのではないでしょうか、きっとそうですよ。
準惑星がその表面下で本当に活動しているなら、ほかの小惑星とはちがう何かを秘めている可能性があります。私たちがさらに調査しますので、これからもこのウェブサイトに注目していてね。
ケレスが最初に発見されたときは、惑星として分類されました。しかし、冥王星と同じで、結局は準惑星へ格下げられました。私たちの太陽系の惑星の数は、長年にわたってしょっちゅう変わりました。こちらのおもしろいウェブサイトは、いつごろ、どんな惑星があったのかを教えてくれます。
この記事は、ESOから報道発表によります。
Kenichiro Takashiba / Friend of Nishi-Harima Astronomical Observatory